【呪いのビデオ/U】

00#[幸せな時](1/7)

「お母さ〜ん?忘れ物ない?」

「無いわよ〜」

「お父さん?忘れ物は?」

「ない、と思う」

「えー何それ〜」

朝の陽射しが差し込むリビングに親子三人がいた。
母親は大きな荷物を持ち、父親は軽めの鞄を持っている。それを見ながら娘は何処か楽しそうだ。
この三人が一昔前の騒動の中心人物だと知る者は今はもういないかも知れない。

「芽衣子行くか?」

「ちょっ、拓真!それ少なすぎない?!」

にこっと微笑む拓真にはぁと溜め息をつく。
クスクスとおかしそうに笑い二人の背中を押して先を促した。

「あ、じゃあ…麻衣華留守番任せたわよ?」

「私もう大学生なんだから」

ふふっと楽しそうに笑んだ。と、その時麻衣華の携帯が鳴った。

(閲覧:6577)
- 1 -
前n[*]|[#]次n

/263 n

⇒しおり挿入

⇒作品艫激rュー
⇒モバスペ脾ook


[←戻る]