僕の生徒を紹介します






イケメンってさ、学年に一人はいるよね。
しかも、その友達もだいたいイケメン。


世の中不公平だよね、まったく。


お前意外と睫毛長いよね
園江優×波田野マサ



僕のクラスには、学年一モテる園江君がいます。園江優。名前の通り、かなりの優男です。優しすぎるため、来るもの拒まず去るもの追わず。学年一モテる学年一罪な男。

そして、

「マサ、おはよう」

「優、今日も爽やかだな」


そんな彼の一番仲良しな波田野君も、イケメンです。
彼らのツーショットほど、気持ちのいいものはないと言うくらい。男からも女からも人気な彼ら。


席も隣同士。しかも二人しかいない、一番後ろの列。そんな彼らの会話は、ちょっと危ない。



「マサ、顔どーしたの」

「あ、これ?昨日部活でこけた」

波田野君はサッカー部のキャプテンです。もうその時点でいいとこ取り。
波田野は大胆に湿布の貼られた頬を撫でてケラケラと笑った。二人とも、イケメンな自覚なし。そこがまた、罪だ。


「きれいな顔が台無しだね」

「優に言われてもな。嬉しくない」

「なんで?」

「は?」

お互いは気づいてるみたいなんだけどね。あ、それからスポーツ馬鹿の波田野君には好きな人がいます。

「あ、西山さんおはよう」

「…おはよう」

それは前の席の西山さん。

「西山、おはよ」


「……おはよう」

「今日も可愛いよ」
(嫌みではなく本気で言ってます)
(波田野君は西山さんしか興味ないです)

「……」

でも西山さんは、イケメンな彼らが苦手なようで、あまり話したがりません。それに、なんと言っても授業中の会話も全部、聞こえてますから。


「優、ノート見せて」

「……」

「優?珍しい、寝てんの?」

やたらベタベタとボディータッチ。

「眉毛の形綺麗すぎ。てか肌綺麗だな、おい」

褒めまくります。

「お前、睫毛も長いな」

まるで恋人の会話。
西山さんがひくのも、わかります。

格好いい二人の、罪的日常。
担任としては、結構楽しませてもらってます。



─────────…
(ほんとまつげ長いなー)
(波田野と園江ってできてんの?)
(それはそれでありじゃない?)

イケメンはなんでも許される。


配布元:無気力少年。
管理人:市ノ瀬様






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